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黒歴史のヤマト

皆様こんばんは
本日は昨日の予告通りに暗黒星団帝国の予想③を書こうと思っていたのですが、どうにも気が乗らず筆が進まなかったので、予定を変えて黒歴と化したあるヤマト作品について語りたいと思います(気分屋の管理人ですみません)

その作品とは「大YAMATO零号」
松本零士先生が作り出す新しい「宇宙戦艦ヤマト」として期待されていながら、現在においては黒歴史としてほぼなかったことにされているヤマト作品です。
20191105_img000.jpg

私もレンタルして見ましたが、黒歴史化したのは非常に納得できます。
一言で言ってしまえば、完全な「駄作」・・・
何が悪るいかと言えば全てが悪かったとしか言いようがありません。

微妙なヤマトのデザイン


まず何といっても主役であるヤマトのデザインが微妙過ぎたということが大きいです。
20191105_img002.jpg

松本先生が西崎義展氏に対して起こした「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の著作権を巡る裁判の影響でオリジナルのデザインそのものが使えなかったという事情があるにせよ、どこか「パチもの」臭を感じてしまうこのデザインでは人気が出なかったというのは仕方がなかったと思います。
ちなみに私自身はこのデザインそのものは嫌いではありません。
アンドロメダの改造型である「春蘭」のようにヤマトを艦隊総旗艦風にデザインしたら恐らくこのような感じになるだろうというイメージでそれなりに気に入っています。
とはいえ、ヤマトとこの零号のデザインのどちらが良いかと聞かれたら迷うことなく「ヤマト」と答えますが(笑)

難解なストーリー


この大ヤマト零号のストーリーは実は滅茶苦茶簡単です
①訳の分からない敵が登場する
②大ヤマト零号がなんとなく戦う
③いろいろやって敵に勝つ

簡単に言えば大ヤマト零号全5巻はこの①②③を繰り返しているだけのストーリーです(苦笑)
一応、この大ヤマト零号には
宇宙暦3199年、我々の住む太陽系を含むA(アー)銀河は、資源やエネルギーなどを狙う4つの銀河からやって来た4つの敵艦隊の攻撃により壊滅的な被害を受けていた。味方から「ボロブネ」などと嘲られながらもA銀河最後の艦として参戦した〈大YAMATO零号〉は未曾有の危機に立ち向かうこととなる。

という設定があるようなのですが、
本編内では、ほとんどこの設定が詳細に語られることはないので、背景やキャラクターたちの人間関係などはアニメを見ているだけでは一切理解できません。

一説によればもともとこのだ大ヤマト零号はパチスロ用に製作された作品であるので(事実、この作品を題材にしたパチスロが存在しました)、もともと最低限のストーリーしか存在せず、このアニメもパチスロ用の導入イベントを戦闘シーンを加えてつないだけの作品という指摘があります。
確かにアニメとしてはスカスカなストーリーを見る限り、すごく納得できる話です。

魅力のない敵


また登場する敵に魅力がなさすぎるのも問題です。
この大ヤマト零号ではいろいろな敵が登場するのですが、一番メインとなるのは「メタノイドラッケン」と呼ばれる本来は小さな宇宙船の集団だが、戦闘時には合体して巨大な竜形態となっておそかかる敵です。
なお、こいつらの正体や詳細は作中では一切語られません。
毎回、なんか合体して巨大な龍となった「メタノイドラッケン」となんか戦っている大ヤマト零号という構図が4巻まで繰り返されるので、戦いそのものは全然面白くありません。
最終巻の第5巻になってようやくデスラー総統を彷彿させるガイラー総統という名のライバルキャラが新たな敵として登場するのですが、それこそ顔を見せただけですぐに帰ってしまうので「お前、マジ何しに来たの?」という展開のままストーリーは完結してしまいます。
ぶっちゃけ、最初からこのガイラー総統を敵として登場させ、彼が送り込んでくる敵とたたきを繰り広げる・・・という内容でよかったのではないかと心から思います。

多すぎるキャラクター


この大ヤマト零号はほとんどキャラクター描写がないわりに、登場するキャラクターがやたら多いうえ、一人一人に深い設定があるように描かれています。
20191105_img003.jpg

ただしこれらの設定は各キャラクターのセリフから断片的ににおわせるだけで、本編中で回収されることはほないためほとんど意味のないものになっています。
そのためこの作品に登場したキャラはほとんどが記憶に残らず、最後まで「お前誰だっけ?」という状態になってしまいました
製作サイドは群集劇が描きたかったのかもしれませんが、一人一人の描写が全然描き切れないのならば、
以下の4人,に焦点を絞って描くべきだったのではないかと思います。
20191105_img001.jpg
*左よりガイラー総統、零号艦長「オズマ・ソウジ」、一応ヒロインの「ホンゴウ・ユキ」、一応主人公の「オキ・シンマ」

松本先生のキャラデザ自体は悪くないだけに、その魅力を十分に生かせなかったのは本当に残念です。
特に、一応ヒロインの「ホンゴウ・ユキ」は魅力的だっただけに出番が少なすぎたのは残念でした。
20191105_img004.jpg

旧ヤマトの魅力の一つは間違いなく松本零士先生のキャラクターであったことは否定しません。
しかし、この大ヤマト零号を見ると、ヤマトという作品は関わったすべてのスタッフの力があってこそ神作品になりえたのだということを改めて痛感します。

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コメント

鮫乗り

飛行機のようなヤマト
山城2199様の記事を読んでいてADDICTOE様の記事を思い出しました。

翼の大きなヤマト
https://ameblo.jp/addicto/entry-12028326143.html

ヤマトの当初案には、巨大な翼がついているバージョンもあったようです。

kazu

この頃までの
松本氏の描く女性の画は良かったですよね。エメラルダス、メーテルなど。そういう意味では惜しいです。

山城2199

Re: 飛行機のようなヤマト
鮫乗り様、今晩は!
コメント&情報のご提供、誠にありがとうございます!

> 翼の大きなヤマト
> https://ameblo.jp/addicto/entry-12028326143.html
>
> ヤマトの当初案には、巨大な翼がついているバージョンもあったようです。

この設定は初めて見ましたが、いくらなんでも大きすぎますね(苦笑)
採用されなくて本当によかったと思います。
またこの設定がを見て、「ふしぎの海のナディア」に登場した「νノーチラス号」を連想しました。
あの艦はヤマトをリスペクトをした艦であるということは有名な話ですが、ヤマトの大ファンで有名な庵野監督のこと、案外この設定がを知っていて参考にしたのかもしれませんね。

山城2199

Re: この頃までの
kazu様、コメントありがとうございます!

> 松本氏の描く女性の画は良かったですよね。エメラルダス、メーテルなど。そういう意味では惜しいです。

PSヤマトが製作された1990年代からやこの作品が製作された2000年前半あたりが画家として一番油に乗っていたのかもしれません。その意味ではPSヤマトやPS2の暗黒星団三部作は本当に良いときに製作された至高のリメイクだったと思います。
できれば当初の予定通りに完結篇までゲーム化してほしかったです(涙)

鮫乗り

大きな翼のヤマト
山城2199様、おはよう。

因みに、立体化された大きな翼のヤマトも紹介されてます
https://ameblo.jp/addicto/entry-12057834733.html

山城2199

Re: 大きな翼のヤマト
鮫乗り様、今晩は!
コメントをありがとうございます!

>
> 因みに、立体化された大きな翼のヤマトも紹介されてます
> https://ameblo.jp/addicto/entry-12057834733.html

情報ありがとうございます!
おお、立体化するとなかなか良いですね。
この模型で見る限り、翼部分は変形タイプっぽいですね。
非公開コメント

山城2199

福岡に住むヤマトファンです。
よろしくお願いいたします。

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