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聖版ヤマトの検証(第6回)

皆様、今晩は。
今回の更新では少し遅れてしまいましたが聖版ヤマト第6回をご紹介いたします。
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この第6回は本連載終了後に掲載された1回限定の読みきりです。
初掲載の時期は調べても分からなかったのですが、絵柄が少し変わっていますので、どうやら本連載から間隔が空いている模様です。
個人的な推理では、今回の話は古代と雪の関係をメインにおいていましたので、「さらば」の公開直前あたりに掲載されたのではないかと考えています。
またこの回だけは原稿が残っているらしく、2199が公開されていたときに、タイトルは忘れましたが何かのホビー雑誌に掲載されました。
そのため、この話だけは意外に知っている方は多いようです。
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開始早々、エンジントラブルにより採る惑星に不時着したヤマト。
古代は雪と一緒に修理物資を探しに偵察に出ます。
連載中では古代と雪の関係はほとんど描かれていませんでしたが(そもそも雪自体があまり登場しなかった)、こちらの外伝ではかなり良い関係になっているようです。
ちなみにアナライザーはようやく初登場(笑)
こちらのアナライザーはお調子者の性格で、雪に特別な感情は抱いてはいないようですね。
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偵察に出た古代と雪は現地巨大生物と戦って負傷したと思われる負傷者を発見します。
ヤマトに収容され意識を取り戻した男は雪から手厚い看護を受けます。
ハンサムな男ということで、古代としては面白くない模様。
アナライザー、口は災いの元とはいえ、とんだとばっちりです(笑)
ところで、二人乗りの機体でどうやって男を運んだのでしょうか?
ちょっと疑問です。
YHJ604.jpg
アナライザーの翻訳によって情報交換をしますが、このノボという男からはたいした情報を得ることはできませんでした。
しかし、彼のしゃべっていた言葉はまさかのガミラス語。
なんとノボはこの星に駐留するガミラス外人部隊の隊長でした。
あまりにど辺境に駐留していたため、どうやら地球のこともヤマトのことも知らなかったようです。
まあ、巨大な帝国なら末端にまで最新の情報が回ってくることは無いでしょうから、このような事は普通にありそうですよね。
本来ならこのまま放っておいても問題は無いのですが、ガミラスの手先ということで古代は敵意を見せ、雪にノボを渡すように詰め寄ります。
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そんな古代に対して雪は断固引渡しを拒否。
密かにノボを脱出させます。
勿論、看護士としてけが人をムザムザ殺させたくないという使命感もあるのでしょうが、古代に殺させたくないというのが1番の理由というのが雪らしいです。
がっ、その行為は裏目になり雪は傭兵部隊の捕虜になってしまいます。
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修理が終わりつつあるヤマトに襲い掛かるガミラス戦車部隊。
この辺は2199第4話を連想させます。
隊長機と思われる戦車にはノボと拘束された雪の姿が。
恩人を人質にした形ですが、見逃して雪がヤマトに帰還してしまうと今回の攻撃で彼女を殺さなければなりません。
ノボとしては人質にすることで彼女の命を救おうとしたのかもしれませんね。
一方、沖田艦長は雪が人質になっていることを知りつつ戦車隊への攻撃を命じます。
やはり聖版の沖田艦長は容赦ありません(笑)
はっ、もしかしてドサクサに紛れて自分の病状を知る雪の口封をたくらんだ・・?
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そんな沖田艦長に古代は救出のために15分だけ時間をもらいます。
雪を助けに来た古代に対し、ノボは剣を与えて1対1の決闘をすることに。
美女をかけて男が決闘する・・・
ロマンですね~
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すれ違いざまに一閃。
勝者は古代・・・というよりノボがわざと斬られたようです。
そして指揮官を失ったガミラス戦車部隊はあえなく全滅しました。
恐らくノボはこの結果は分かっていたのでしょう。(まあ、戦車vs戦艦+航空機ならどう考えても勝ち目はありません)
だからこそ、人質という形で雪をヤマトの近くまで運び、さらに自分がわざと斬られることで古代に雪を返す。
こういう形で二人に救われた命の借りを返したかったということでしょうか?
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惑星を離れるヤマト。
ノボのことを思い出しながら、古代は彼が残した最後のせりふを思い返しています。
漫画内では明言されていませんでしたが、星間戦争で滅んだとする彼の故郷は恐らくガミラスによって滅ぼされたのではいでしょうか?
彼は滅ぼした当事者であるガミラスの軍門に下りましたが、現在ガミラスと戦っている地球や古代達には自分の二の舞にはなってほしくない。
これがノボの真意ではないかと思われます。
最初のほうでノボ(というよりガミラス兵)に激しい復讐心を抱いていた古代が、ノボの死を機に宇宙戦士として一皮向ける。
ベタな話ではありますが、やはりこのような王道的な話は良いですね。

さてこの聖版の外伝は2199製作において出渕総監督が明確に参考にしたといっている作品です。
明言しているのが2199に登場したノランのモデルが、この作品のもう1人の主役であるノボという点ですが、それ以外にも、非ガミラス人によって構成された外人部隊や、ヤマトを襲撃する戦車部隊なども参考になっていそうです。
2199の原型の一つということで、この外伝は絶対知っておきたい作品ですね。

ちなみに古代とライバルキャラの一騎打ちという展開は中々良いですね~
もし2205で「永遠に」のアルフォン少尉みたいなキャラが登場するのなら、こういう展開を期待したいですね!











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コメント

yoshirinn

みんなのアイドル
聖版の森雪は、いかにもヒーローアニメのヒロインといった感じでかわいいですね。それと、聖先生は沖田艦長のことが嫌いなんでしょうか(笑)。なんだか嫌いというより、憎悪すら感じるほど扱いが惨いです。
それにしても、出渕監督は2199をやるにあたって、映像化作品ばかりでなくこんなマイナーな(失礼)作品も参考にしていたとは驚きです。2202が今一つ好きになれない点はいろいろありますが、このように思わずファンが「にやり」としたくなる演出が少なかったことも理由の一つなのです。
ヤマトファンサイトも動きが出てきだしましたね。もちろんタイトルの発表もあったのでしょうが、「新たなる旅立ち」というタイトルからサーシャを想像したことも大きかったと思います。ヤマトファンにとってサーシャ(澪)は、特別な存在なんです。ここまで期待させて出てこなかったら、暴動が起きること必至です。

行き過ぎる風

様々なヤマトから・・・
幻の?聖版ヤマトを読ませて頂き
ありがとうございました。<(_ _)>

子供の頃友だちの家でひお版のマンガや
石津版の小説を借りて読ませてもらい、
テレビアニメ本編と全く別のヤマトが
在ることに驚いていた自分を思い出しました。

『2199』では出渕総監督がアニメの旧作シリーズ
のみならず、ヤマトワールドの様々な要素を各所から
巧みに拾い上げ取り込み、再構築されていたのだなと
改めて感心いたしました。(^o^)

山城2199

Re: みんなのアイドル
yoshirinn様、コメントをありがとうございます

> 聖版の森雪は、いかにもヒーローアニメのヒロインといった感じでかわいいですね。それと、聖先生は沖田艦長のことが嫌いなんでしょうか(笑)。なんだか嫌いというより、憎悪すら感じるほど扱いが惨いです。

聖先生の雪は他の作品にも劣らないほど魅力的なんですよね。
願わくばもう少し本篇でも出番が欲しかったです(苦笑)
沖田艦長については・・・ノーコメントということで(爆)

> それにしても、出渕監督は2199をやるにあたって、映像化作品ばかりでなくこんなマイナーな(失礼)作品も参考にしていたとは驚きです。2202が今一つ好きになれない点はいろいろありますが、このように思わずファンが「にやり」としたくなる演出が少なかったことも理由の一つなのです。

色々批判もある2199ですが、とにかくヤマトが好きだという気持ちは作品を見ていても十分分かるんですよね。
2202のほうはヤマトが好きというよりも自分たちが製作しているものが好きという感じで(それはそれで悪いことではないのですが)ヤマト作品としてみていると違和感を感じてしまいます。
本当に2202は2199の半分でも良いのでオリジナルをリスペクトして欲しかったです。

> ヤマトファンサイトも動きが出てきだしましたね。もちろんタイトルの発表もあったのでしょうが、「新たなる旅立ち」というタイトルからサーシャを想像したことも大きかったと思います。ヤマトファンにとってサーシャ(澪)は、特別な存在なんです。ここまで期待させて出てこなかったら、暴動が起きること必至です。

澪は流石に100%登場すると思います。
問題はやはりどのような役割を担うかですね。
個人的には2205はPS2暗黒星団3部作を参考にして欲しいと思っています。

山城2199

Re: 様々なヤマトから・・・
行き過ぎる風様、コメントをありがとうございます!

> 幻の?聖版ヤマトを読ませて頂き
> ありがとうございました。<(_ _)>

いえいえどういたしまして。
楽しんでいただけたのならば幸いです。

> 子供の頃友だちの家でひお版のマンガや
> 石津版の小説を借りて読ませてもらい、
> テレビアニメ本編と全く別のヤマトが
> 在ることに驚いていた自分を思い出しました。

私が小学生の頃、学級文庫においてあった石津版をみて、「あっ、ヤマトの小説がある!」と喜んで読んだのですが、そのあまりの内容にすごくショックを受けました。
成人し、古本で再び購入するまでその内容のほとんどは忘れていたのですが、撲殺された真田さんとサイボーグ島だけはずっと記憶に残っていました。
本当にあれはトラウマもんです(笑)

> 『2199』では出渕総監督がアニメの旧作シリーズ
> のみならず、ヤマトワールドの様々な要素を各所から
> 巧みに拾い上げ取り込み、再構築されていたのだなと
> 改めて感心いたしました。(^o^)

2199はベルにオリジナルを知らなくとも楽しめたのですが、ヤマトの知識が深ければ深いほどもっと楽しめる本当に素晴らしい作品だったと思います。
2202も本当にこの辺は見習って欲しかったですね。
非公開コメント

山城2199

福岡に住むヤマトファンです。
よろしくお願いいたします。

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