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聖版ヤマトの検証(第1回)

皆様今晩は!
むらかわみちお先生の2199、なかなか連載再開されませんね(涙)
以前は現在連載されているガルパン漫画と同時進行で連載を再開するとの話を聞いていたのですが、ブログを読む限りガンパン漫画で一杯いっぱいのようです(先生、戦車を描くのは苦手だったのか・・・)
むらかわ先生が描かれるガンパン漫画も私は結構楽しんでいますが、2199の再開はこの漫画の連載が終了するか、起動にノルマでは無理っぽいですね(涙)

ところでヤマトの漫画といえば松本零士先生とひおあきら先生の作品が有名ですが、第1作のコミカライズとしては「超人ロック」などの作品で有名な聖悠紀先生のコミカライズ版が存在します!
1974年から1975年にかけて「テレビランド」に掲載されていたらしいのですが、現在では幻の作品となっています。
YHJ101.jpg
なぜ幻かというとすでにオリジナルの原稿が喪失しており、単行本化や再録ができなくなっているからです。
以前は海外のヤマトファンサイトで全6回(本編5回+外伝1回)が掲載されていたのですが、現在ではもう閲覧は不可能なようです(サイトは存在するのですが、この漫画の紹介ページがなくなってしまった)。

私は「こんなこともあろうかと」感覚で保存しておりましたましたが、せっかくですので、今回から6回にわたって自分なりの検証と感想を踏まえつつこの全6回をご紹介して行きたいと思います
今回は記念すべき第1回です。
YHJ102.jpg
聖版では冥王星海戦ではなく、ガミラスの地球攻撃シーンからスタートです。
こちらでは遊星爆弾ではなく惑星弾道ミサイルが使用されているとの描写になっています。
まあ、遊星爆弾でしたら古代兄弟はこの時点で死亡していましたね(苦笑)
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いきなり時間は飛んで13年後、ヤマトの舞台となる2199年になりました。
「ガミラス星人」という言葉はその通りなのですが、なんか斬新です(笑)。
それにしても1~2ページ目で地球攻撃に使用されていたのは惑星弾道ミサイルだったはずですが、何故か放射能汚染で地球の生存は残り1年という状況に・・・
もしかして描かれなかった13年の間にミサイル攻撃から遊星爆弾攻撃に切り替えられたのでしょうか?
また、TV版第1話の見せ場であった冥王星海戦は完全にカット!
古代の兄、古代守は沖田艦長の台詞での退場となりました。
気の毒に・・・
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いつの間にか届いているイスカンダルの通信カプセル。
えっ、サーシャの出番?
この漫画にそのような人物は存在しません!
また前のページでは「沖田司令官」と呼んでいた古代と島が、今回は「沖田艦長」と呼んでいることも気にしてはいけません。
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改めて考えると経験ゼロの訓練生をいきなり科のトップに据えるのってとんでもない人事ですよね。
アニメではそれほど気にはなりませんでしたが、この漫画では古代君たちが幼げに描かれていることと、沖田艦長の無茶な論理でそのヤバさぶりが露になっています(笑)
そして次のページで唐突にやってくるガミラスの大艦隊!
ページが続いているので分かりにくいですが後のページで古代たちの服が艦内服に変わっていましたので、作中内では沖田艦長との会話から大分時間が経過しているようです。
恐らくヤマトの出航準備がガミラスにばれて大艦隊が派遣されてきたということでしょう。
それにしてもいきなり5百隻投入とはすごいですね!
なおこっそり雪、佐渡先生、徳川機関長が初登場!
あれ、表紙にいたあの人物がいないような・・・(気にするな)
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地を割って出現する宇宙戦艦ヤマト。
戦艦大和の偽造・・・そんなものは存在しません!
そしていきなりの波動砲て~

ちなみにガミラス艦が迷彩なのは
20190829_img001.jpg
この初期案のガミラス艦デザインが使われているためであると思われます
恐らくこの漫画を描くために聖先生に渡された資料が宣伝用に使われていたこの初期デザインであったのでしょう。
このことを裏付けるように、のちの回には初期案に描かれていた赤い艦内服姿の雪も登場します。
今となっては分かりませんが、このあたりの裏話も面白そうです。
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500隻のガミラス艦隊を全滅させてヤマトはイスカンダルへの航海へ出発するのであった。
第1話完

・・・どうでしょうか?
いきなり第1話からジェットコースター並みの凄まじく速い展開です。
この聖版の特徴は設定や人物の省略による徹底的な物語のスリム化です!
そのためかなり突っ込みどころ満載の内容になっておりますが、それでもダイジェストではなく1本のきちんとした作品になっているところが面白いです。
また、発進直後に波動砲を撃つなどは、のちの実写版ヤマトで採用されるなど、その後のヤマトにも受け継がれている要素があるのも興味深いですね。
個人的にはこの聖版は間違いなく松本版・ひおあきら版に匹敵するコミカライズ作品だと思います。

次回の更新では連載第2回をご紹介します。






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コメント

鮫乗り

一目でわかる
ヤマト2199様、おはようございます。

聖版の存在は、先日のぱちもん風ヤマトの記事を書く時まで知りませんでした
(⌒-⌒; )

しかし、一目で作者がわかってしまうのは、ある意味松本先生と共通してますね。

超人ロック読みまくった頃が懐かしいです♪

行き過ぎる風

初めて見ました!
いつも楽しみに拝読させてもらっています。(^o^)

聖版ヤマトの話は聞いていましたが、中身は
初めて見ました!
貴重な資料の公開ありがとうございます。<(_ _)>

ヤマトの艦首の感じ、波動砲発射の絵柄は
モロにパイロットフィルムのそれに似ていて、
初期の設定が反映されているのでしょうね。

それにしても大胆な端折り振りだなぁ~(^。^;)

第2回目も楽しみにしております。
(いっそ記念復刻とかしてくれたらいいのに・・・(^。^;))

yoshirinn

読んでいるうちに「そういや聖悠紀先生も書かれていたっけ」と、記憶のかなたに引っかかるものがありましたね。もちろん初見です。実写版「鉄腕アトム」と「鉄人28号」を初めて見た時を思い出しました(笑)。

<改めて考えると経験ゼロの訓練生をいきなり科のトップに据えるのってとんでもない人事ですよね。

これもうろ覚えですが、確か初期設定では主人公は優秀な科学者の記憶が埋め込まれているという、かなり無茶な設定だったのでその設定を聞いていたのかもしれませんね(と、一応フォロー)。

全くどうでもいい話ですが、扉で古代が持っている拳銃はコスモガンじゃなくて、南部14年式のように見えますが。

山城2199

Re: 一目でわかる
鮫乗りさま、今晩は!
コメントありがとうございます!

> 聖版の存在は、先日のぱちもん風ヤマトの記事を書く時まで知りませんでした
私も偶然たどり着いた海外のファンサイトで読むまで知りませんでした。
オリジナル原稿が喪失して幻の作品となったのが本当にもったいないいです。

> しかし、一目で作者がわかってしまうのは、ある意味松本先生と共通してますね。
聖先生も特徴のある絵をかかれる方ですからね。
しかし私はこのヤマトの絵柄は結構好きです!
特に雪がかわいいのですが出番がほとんどないのが残念です。

> 超人ロック読みまくった頃が懐かしいです♪
ちなみにロックは今でもアワーズという漫画雑誌で連載されているので驚きですね!
果たして完結する日が来るのでしょうか?

山城2199

Re: 初めて見ました!
行き過ぎる風様、いつもお越し下さりこちらこそありがとうございます!
また、コメントをありがとうございました!

> 聖版ヤマトの話は聞いていましたが、中身は
> 初めて見ました!
> 貴重な資料の公開ありがとうございます。<(_ _)>

いえいえどういたしまして。
この幻の作品が唯一読める場所でした海外サイトのページがなくなってしまったようなので、それならば新規のヤマトファンのために読めるサイトを提供しようというのが今回の特集の意図です。
喜んでいただけたのでしたら本t脳にうれしいです!


> ヤマトの艦首の感じ、波動砲発射の絵柄は
> モロにパイロットフィルムのそれに似ていて、
> 初期の設定が反映されているのでしょうね。

このような作品を通して初期設定とアニメ版のチガイを探してみるのも面白いですよね!
ちなみに聖版ヤマトには今後も初期設定と思われる描写がいくつも出てきますので、お楽しみに!
>
> それにしても大胆な端折り振りだなぁ~(^。^;)
本当ですよね~
ある意味、あの有名な石津嵐版小説並みにまったく違う作品になっているといえます。
しかしそれでもヤマトであることは分かるので、すごいですよね。

山城2199

Re: タイトルなし
yoshirinn様、コメントありがとうございます!

> これもうろ覚えですが、確か初期設定では主人公は優秀な科学者の記憶が埋め込まれているという、かなり無茶な設定だったのでその設定を聞いていたのかもしれませんね(と、一応フォロー)。

その設定は初耳ですが、もし本当ならばっものすごい設定ですね(笑)
実際の作品には反映されてはいないようですが、消えてよかったと心から思います。

> 全くどうでもいい話ですが、扉で古代が持っている拳銃はコスモガンじゃなくて、南部14年式のように見えますが。
恐らく資料が見つからなかったのでしょう(苦笑)
この漫画はととにかく「細かいことは気にするな」が絶対条件になっています(笑)
非公開コメント

山城2199

福岡に住むヤマトファンです。
よろしくお願いいたします。

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