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波動砲艦隊構想の反対は非現実的か?

皆様今晩は。
今回の更新では一昨日の「藤堂長官無能論」の続きとして、「波動砲艦隊構想における彼のスタンスの問題点」を取り上げようと思ったのですが、そのことを触れる前に前提として古代や土方が主張していた「波動砲艦隊構想への反対」の是非を検証したほうが良いと考え、今回はそれをまとめたいと思います(う~ん、我ながら本当に計画性がない・・・)

結果論だった波動砲艦隊計画の正しさ


そもそも「波動砲艦隊構想への反対」は現実を無視した理想論だったのでしょうか?
確かにガトランティスの大兵力を前に、地球がかろうじて対抗できているのは時間断層内で量産されている大量の波動砲搭載艦の功績です。その意味では、「波動砲艦隊構想」そのものは地球の防衛大綱として間違っていなかったと思えます。
しかし実はこれはあくまで結果論に過ぎません。
忘れてはならないのは、「波動砲艦隊構想」の是非が問われた2199年~2201年の間において、ガミラスと同盟を締結していた地球の仮想敵はガトランティスということになりますが、そのガトランティスがあれほどの強大な戦力を有しているとは地球は勿論の事、長年ガトランティスと小競り合いを続けてきたガミラスですら想定していない事でした。
また、波動砲を有していないガミラス艦隊が戦術次第でガトランティス艦隊を撃退していること、さらにヤマトが帰路においてガトランティスの遠征艦隊と抗戦し、ガミラスの警務艦隊と協力して波動砲の使用なしにその殲滅に成功している事実からしても、対ガトランティスにおいては「波動砲がなくても何とかなる」という事実を証明していました。
要するに古代にしても土方にしてもあの時点では別に現実を無視して「波動砲艦隊構想」に反対していたわけではなく、これまで収集したガトランティスのデータに基づいて「波動砲は不要である」と判断していたことになります
ヤマトが交戦した遠征艦隊が2級戦力であったことや、本隊が数百万隻単位の戦力を有しているということは神の視点でなければ分からない事であり、この意味において、古代や土方の反対論はそれなりに根拠があったと言う事になります。
ちなみに、古代や土方は波動砲の搭載は反対しても、波動エンジンの搭載には反対していません。
これは波動防壁といった防御兵器としての軍事利用ならば肯定していたと考えられます。
地球の防衛のために波動エネルギーの軍事転用はある程度仕方が無いにせよ、あくまで防衛が目的である以上、「惑星を破壊するほどの威力を持つ兵器」は不要である、というのはそれなりに筋の通った考えです。

規模が大きすぎる波動砲艦隊構想


また、ガトランティスの軍事力が想定外に強大だったからこそ妥当に思える「波動砲艦隊構想」ですが、冷静に考えて「波動砲艦隊構想」は純粋な防衛戦力としては規模が大きすぎます。
第5章~第6章に登場した地球艦隊の戦力はガトランティス本隊の戦力が判明して慌てて増産したゆえの規模なのでしょうが、少なくとも第2章で生産・実戦配備されていた艦艇は当初の建造計画に従って建造されていたものであると思われます。
ヤマト1隻で艦隊戦力と十分戦えるという事実を考慮に入れれば、純粋な防衛戦力としてはアンドロメダ5隻+現役復帰させたヤマトの6隻で十分おつりがきます(事実、2202第1話の浮遊大陸戦はアンドロメダ1隻で片がつきました)。
地球の復興がまだまだであるのに、優先してあれほどの艦隊を整備する必要は本来どこにもありませんでした。
第3話で古代がその事実を知って激怒するのはある意味当然です。
そもそも、あれほどの艦隊は何を目的に建造されていたのでしょうか。
恐らくその答えは「建造する事が目的」なのだと思われます。
ありていに言えば軍需産業の「利権」です。
芹沢の周辺にはオブザーバーとして軍需産業の人間が複数確認できますが、彼らにしてみれば新造艦の建造は多ければ多いほど自分の懐が潤うものであり、そのために過度とも言える艦隊整備計画を協力に後押ししたと思われます。
芹沢もまた自分の権力強化のために彼らの支援を必要としており、その無茶な計画を受け入れたのではないでしょうか?(もっとも芹沢自身は地球の自主独立にはこれくらいの戦力が必要と本気で思っていたのかもしれませんが)
「復興予算」を名目に利権に群がる政治家・官僚・財界人の問題が指摘される昨今ですが、これと似た構図がこの「波動砲艦隊計画」にも起きていたのかもしれません。

以上のことからこの波動砲艦隊構想は検証すればするほどかなり胡散臭い構図が見えてみます。
ガトランティス問題が2202で描かれような逼迫しなければ状況にならなければ、恐らくこの「波動砲艦隊構想」は近い将来、財政の破綻か、更なる軍拡を求めての地球の覇権主義化を招いた事は明らかです。
この点においてそれに反対していた古代や土方たちは非常にまともな感覚を持っていたといえます。
ではこのような「波動砲艦隊構想」に対して藤堂長官はどのようなスタンスを取っていたのか、それに伝は次回の更新で検証したいと思います。
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コメント

kazu

波動砲艦隊構想
ガミラスとの戦いで、おそらく優秀な戦闘員の多くを失い、そもそも地球人類の存亡に関わりかねないほどに人口が減った。と考えると、アンドロメダ級2〜4番艦の出航式で、ガミラスがその気になれば地球を責めるのは難しくないだろうと言っていたことからも(場面勘違いのときは大目に見てください)、相当の戦力を武力に頼らざるを得なかったが故に、波動砲艦隊は必要と判断された結果なのではと思います。

鮫乗り

ガトランティスの規模
月面のガミラス大使館で、
キ:最近この宙域でガトランティスの動きが
  目立っている
バ:…ガトランティスは強大な戦闘国家…
  テレザートの封印を破ったのだとしたら…

と言うシーンがありました
では「最近」とはいつからでしょう?

ここで、また副監督のつぶやきから
 星めぐるで大帝が「遮蔽の技術」を欲したのは
 それを使ったテレザートを見つけたいから。
 遺跡の天気図のような模様は、テレザートの
 位置を指し示して…

との情報を参考に推測すると、数年前から活動
が活発化して、ガトランティスの規模増大が、
ガミラスの知るところとなり、芹沢ら地球側
にも、ある程度の情報が伝わり…

過去、戦術でガトランティスを撃退したが、
地球の課題はそう言った戦いが出来る人材の
不足であり、それを補うために波動砲艦隊が
欲しがったのでは?

山城2199

Re: 波動砲艦隊構想
kazu様、コメントをありがとうございます。

> ガミラスとの戦いで、おそらく優秀な戦闘員の多くを失い、そもそも地球人類の存亡に関わりかねないほどに人口が減った。と考えると、アンドロメダ級2〜4番艦の出航式で、ガミラスがその気になれば地球を責めるのは難しくないだろうと言っていたことからも(場面勘違いのときは大目に見てください)、相当の戦力を武力に頼らざるを得なかったが故に、波動砲艦隊は必要と判断された結果なのではと思います。

波動砲艦隊計画が基本方針になった理由はおっしゃるとおり、人材の不足という点が大きかったと思います。
ただ基本的に地球の勢力圏は太陽系内に納まっていることならば、あれだけの波動砲艦はやはり戦力過剰と考えざるをえません。
また、はっきり言ってしまえば、ガミラスのバックにはイスカンダルがいますので、むしろ波動砲艦隊の存在がせっかく同盟を結んだガミラスとの関係をギクシャクしかねない可能性もあります。
バレル大使は一定の理解を示していたようですが彼のいっていた「危険な火遊び」というのは本当なのでしょうね。
まあ、地球サイドを多少擁護すれば、ガミラス戦争の結果、地球サイドの思考は第6章で早紀さんが言っていたように「強くならなければ滅ぼされるだけ」という思考に支配されていたのかもしれませんね。

山城2199

Re: ガトランティスの規模
鮫乗り様、コメントをありがとうございます。
ガトランティスの活動が活発化していたことはガミラス・地球双方が気づいていたとは思いますが、2202第1話の浮遊大陸戦まで大戦艦の実戦投入はなさそうでしたので、おそらくそれまではガトランティス艦隊の規模はそれほど大きくなかったのではいでしょうか?
また、地球サイドも最前線である11番惑星の防衛力強化はそれほど施されていなかった事、さらにその壊滅が知らされた時に「こうも早く太陽圏に進出してくるとは」と驚いている事から、ガトランティスの脅威はそれほど深刻には思ってはいなかった節があります(そもそも深刻に思っていたらガミラスへの面子から当時の地球の総兵力を浮遊大陸奪還作戦に投入しようなどという馬鹿な真似はしないでしょう)。
テレザートの件もガミラスサイドが地球には隠している節がバレル大使とキーマンの会話から伺う事ができますし、地球サイドはガトランティスについては最低限の事しか知らなかったのではないかと思われますが・・・

masa

波動エネルギー文化のもたらす未来
波動砲艦隊が示す未来は
復活編にもあった全宇宙に対する軍事的脅威に
他ならないでしょう(ーー;)
イスカンダルとの公約反故も、
その始まりでしかなく
ガトランティス戦役が三年の時を経ても
ガミラスが本国や時間断層で
デスラー砲装備の新艦艇
もしくはデウスーラ二世級の艦を
建造せずアンドロメダ級の
ライセンス生産に留めて
地球駐留艦隊にのみにしか配備していないのも
ガミラス自身が、そう言ったイスカンダルの
平和理念や全宇宙敵な脅威になる
轍を踏まないためではないかと思います。

2199の時に出渕監督が毎年のように
外宇宙から敵が攻めてくるような事は無いので
はと言っていたことも
アケーリアス文明の安全装置である滅びの方舟
を破壊したと知れ渡れば…好戦的な星間文明の
星からすれば太陽系に侵攻するに充分な理由に
なるでしょう(ーー;)
シュトラバーゼなどにも遺跡があるなら
アケーリアス文明と滅びの方舟の伝承も
全宇宙に存在し、その各所に滅びの方舟も
また存在するかもしれません?
ゼムリアのズォーダーに起動できたのなら
二重銀河の暗黒星団帝国や
アケーリアス文明に親密?な
ディンギル帝国にも
地球は軍事的脅威になるでしょうね(ーー;)
もし第26話のエピローグに半壊のヤマトが
地球重力圏に戻せず?修理のために
イカロスに曳航されるかたわら
アンドロメダ級アクエリアスが
外宇宙にアケーリアス文明の探査航海に
向けて新たなる旅立ちに
出発するなんてなると楽しくなります(笑)




山城2199

Re: 波動エネルギー文化のもたらす未来
masa様、素晴らしい考察どうもありがとうございます。
ええ、ご指摘の通り波動砲問題は復活篇以上の問題になってくると思います。
もし次回作があるのならば、時間断層とイスカンダルとの約束を破った事は重要なキーワードになりそうですね。

もし第26話のエピローグに半壊のヤマトが地球重力圏に戻せず?修理のためにイカロスに曳航されるかたわらアンドロメダ級アクエリアスが外宇宙にアケーリアス文明の探査航海に向けて新たなる旅立ちに出発するなんてなると楽しくなります(笑)

こんな展開は期待しちゃいますね。
最も小林副監督によればアクエリアスが2代目ヤマトの名前を襲名するそうですから、ヤマトそのものは白色ス伊勢線で失われてしまうかもしれませんね。

masa

えー!ヤマトが?
それはやめてほしいです!!
ヤマトはヤマトです
銀河でも武蔵でもアクエリアスでもなく
ヤマト級一番艦 宇宙戦艦ヤマトだけです!!
なによりバンダイが認めないでしょ?
ガンダムや
マクロスじゃあるまいし…
同系列を超えて別系統をネームシップになんて
こればかりは副監督の妄想設定で止まって
ほしい!
副監督は消えて欲しいです!!( ̄^ ̄)

masa

副監督に対する意見具申
アクエリアスは第2のヤマト…
未開の宇宙に、アケーリアスの伝承を
探査する超距離航海探査船は
出雲計画のヤマトやG計画の銀河と
同じく地球の未来を求めての船と
思えば存在的には次なるヤマトか…

でもその目的は単純な歴史探索にあらず
地球の存続を揺るがす外敵から
地球を救う?を口実に
残存するかもしれない滅びの方舟の所在と
制御システムをはじめとする
アケーリアスのオーバーテクノロジーの
取得を目的とする航海…

副監督の妄想…とは言いませんが…(^◇^;)
メカデザイン方には、それぞれ
メカのリアリティや
整合性があり それは観ている側と
必ずしも相いれない存在かもしれないと
思っているので小林設定を否定しようとは
思いません(^◇^;)
でも最終的にはスポンサーのバンダイや
監督や脚本家が絵的に面白い設定になるのが
アンドロメダ改のくだりだと思います
そりぁ波動砲を破壊され機関にも甚大な
被害がでてるのに自動制御システムまで
入れるならBBBに山南さんのコクピットと
銀河AIの端末を組み込む方が遥かに
迅速かつ効率的でリアルな技術選択です!
まぁファンとしては冷めてしまうけどね(^◇^;)
ガンダムがリアルだって言うのは
RX78は最初で終わりZからは似てるけど
まるで別物のマーク2で始まり、果ては
武器メーカーが象徴的にガンダムって
名前だけ継承するプロパガンダ的存在に
なる訳です(^◇^;)
脱線しすぎですねスミマセン…(^◇^;)

ヤマトは続くよどこまでも?
復活編あたりまででも数十年?
2520ならあと三百年くらいまて戦える!(๑>◡<๑)


山城2199

Re: えー!ヤマトが?
masa様、お返事をありがとうございます。

> ヤマトはヤマトです
> 銀河でも武蔵でもアクエリアスでもなく
> ヤマト級一番艦 宇宙戦艦ヤマトだけです!!

全く同感です。
ただガンダムというMSを出せばOKの「ガンダム」と異なり、ヤマトはこれがあるので続編や新作の製作が難しいのも事実なんですよね。
とはいえ、このこだわりを捨て「ヤマト」という名の艦を出せばOKとなれば、それはもはや「ヤマト」ではないと思いますので、ここだけは変えてはいけない最後の一線だと思います。

山城2199

Re: 副監督に対する意見具申
masa様、熱いご意見をありがとうございます!
いやいやまったく同感できるご意見です!!
思うに小林副監督は2199の時のようなしっかり管理する人がいてはじめて良い仕事が出来るのではないかと思っています。
現在は抑える人がいないため、完全に暴走している状態といってもいいのではないかと思います。
2202についてはきつい意見も多いですが、良いところもあるので、もし次回作があるのならば良いところは残しつつもっとヤマトファンが望んでいるようなものを見せてくれるような作品になってほしいことを心から望みます。

kazu

みなさま仰るとおり
ヤマトはこのヤマトであってもらいたい。
好きな方には申し訳ありませんが2520はちょっと見ただけで終わりました。名前を使えばいいわけではないと思いますね。

山城2199

Re: みなさま仰るとおり
kazu様

> ヤマトはこのヤマトであってもらいたい。
> 好きな方には申し訳ありませんが2520はちょっと見ただけで終わりました。名前を使えばいいわけではないと思いますね。

2520は試みは良かったんですがね・・・
ヤマトのデザインがあまりにも既存デザインとかけ離れすぎたこととヤマトの発進がビデオ2巻のラストまでかかったことが致命的だったように思います。ただ最近は若干再評価の動きもあるようで「ヤマトと思わなければそれなりに面白い」と言う評価もあるようです(考えようによっては結構失礼な評価のような気もしますが・・・)
非公開コメント

山城2199

福岡に住むヤマトファンです。
よろしくお願いいたします。

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