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検証シリーズ第1回:イスカンダルとガミラスの関係

皆様今晩は。
今回から何回(回数は今のところ未定)かに分けてガミラスとイスカンダルの過去について検証してみたいと思います。
というのも両者の過去は2199や2202で最低限の情報しか明らかになっていませんが、CRSの存在やデスラーの真意などを検証するためにはどうしてもこの歴史を検証をしてみなければならないとの結論に達したからです。
なお、この検証はあくまでも2199や2202で描かれたパーツを元にして私なりに再構築・解釈してみたものです。
公式のものではなく一つの可能性として読んでいただければ幸いです。

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さて、ここからが本題です。
検証シリーズの第1回は「ガミラスとイスカンダルの関係」について考察してみたいと思います。

何故ガミラスはイスカンダルを尊ぶのか


2199においてイスカンダルはガミラスにとって崇拝の対象という設定がでてきました。
しかしこれはよくよく考えたらこれは非常におかしいです。
ガミラス人の価値観においては「青い肌」というものが絶対の価値観をもっており、「青い肌」を持たない人種は劣等民族としてさげすみの対象となっています。
ところがその彼らが崇拝しているイスカンダル人の肌は地球やザルツに近いものです。
言ってしまえばこれは極端な白人絶対主義の国家が黒人の国王を戴いているようなもので、普通に考えたらありえません。
何故、イスカンダル人は青い肌を持たないにもかかわらずガミラスにとって崇拝の対象になりえたのか。

この疑問を解くヒントは2199第22話でデスラー総統が行った演説のなかにある「2つに分かれた一つの民族」という言葉にあるとおもわれます。このフレーズを素直に取れば、ガミラス人とイスカンダル人は元々同じ民族であり、それが何らかの理由によりガミラス人とイスカンダル人に別れたという事を意味しています。
しかしここで二つの疑問が生じます。
第1に元々同じ民族が何故ここまで肌の色に違いが生じてしまったのか。
第2に何が原因で分裂したのか。
ということです。

青い肌の意味


あくまで想像ですが、この2つの疑問に対する答えは共通であり、その重要なキーワードが「青い肌」ではないかと考えます。
つまり、現在ガミラス人と称する民族の肌はもともとイスカンダル人と同様の肌の色であったが、遺伝子操作など後天的な人種改造で青い肌に変わったのではないか。そしてその改造の是非を巡って国論が二分され、反対派の「イスカンダル」と賛成派の「ガミラス」に分かれて知ったのではないでしょうか。
では何故、ガミラスの祖となった人々は青い肌になる遺伝子改造を推進したのか。
私はそれはイスカンダルが過去に行った波動砲兵器の乱用によりサウザー恒星系が異常をきたし(具体的には太陽が変質し、特殊なものになってしまった)ことにより、この遺伝子改造をほどこさなければ長生きができない環境になってしまった事が原因であると考えます。

私は以前よりイスカンダルの波動砲兵器に対する悪感情に強い違和感を持っていました。
例えばアメリカを見れば分かりますが、核兵器を使った国はその兵器に対して「(自分たちに)使われたらやばい」という認識は持っても兵器そのものに対して忌避感を持つような事はありません。イスカンダルような露骨な嫌悪感を持つのは、使われた側かあるいは使った事によって自分たちが酷い目にあったケースです。
恐らくイスカンダルは後者です。
力を求めて波動砲を使いまくった結果、自分たちの首を絞めてしまったわけですからそりゃあ波動砲兵器に対して嫌悪感は持つし、それを持った星に対して「使うな」と警告もするでしょう。

話は元に戻ります。
このように「人体改造を施さなければサウザー恒星系では長生きできない(即死ではないところがポイント)」という状況になった中で、イスカンダル人は2つの反応に分かれたと思われます。
1つはこの状況は自分たちの愚かな行為の結果であり、短命も運命であるとして受け入れるべきであるとする改造否定派。
これはスターシャたちの祖先であるイスカンダル王族が中心となって提唱したものだと思われます。
もう1つは「どんな姿になってもそのような運命は否定するべきだ」とする改造推進派です。
これはデスラー大公など貴族階級が中心となって提唱し、そして彼らは宣伝工作の一環として「青い肌はこのサウザー恒星系に住むことを許された高貴なる証である」とでも言っていたのではないではないでしょうか?
結果として、ガミラスの「青い肌」は高貴なる証として絶対的な価値を持つ事になったと思われます。

なお、賛成派と反対派で二分化された国論の解決法として、反対派はイスカンダル王族と共にイスカンダルに残り、賛成派は隣のガミラスに移住する事になったのだと思われます。以後、青い肌を持つイスカンダル人たちは自分たちを「ガミラス」と呼ぶようになったのでしょう。

イスカンダル人がガミラスの崇拝である理由


イスカンダルとガミラスの分裂が上記のような理由で起きたのであるならば、青い肌を持たないのにイスカンダル人が崇拝される理由は分かります。
ガミラス人にとっては彼らは自分たちのオリジナルであり、そして分裂前までは絶対の存在として崇拝していた王家が残る星です。
ガミラスのトップが王を名乗らず大公であり続けた事を考えても、彼らの王家に対する崇拝の念は肌の色が変わり、何世代を経ても変わらなかったのでしょう(あるいは、運命を受け入れオリジナルの遺伝子を持っているからこそその崇拝の念は不動だったのかもしれません)。
ただし、運命を受け入れた当然の帰結として、イスカンダルの民は短命の民としてその数を次々と減らしていき、2199年においてはその人口は王家直系の3人しかいなくなってしまったのだと思われます。

以上が私が考えるガミラスとイスカンダルの歴史です。
なお、もし私の考察が正しいとすれば、遺伝子改造で延命に成功したガミラス人もガミラス星の寿命と青い肌ゆえに他の惑星への移住が難しいという状況になったのは皮肉としか言いようがありませんね。

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コメント

kazu

ガミラスについて
拝見しました。イスカンダル人とガミラス人は元は同一民族という説。なるほどです。意味もなくガミラス人がイスカンダル人を崇拝する理由が謎でした。仮に全く異なる民族であるとするなら、ガミラスが力による覇権に打って出た段階で潰しにかかられたでしょうし。

話題変えて申し訳ありませんが、私もガミラスとイスカンダル(民族としてではありません)を考えていましまた。
まず、デスラー砲はアベルトの専売特許だったのか?です。ガミラスにもデスラー砲の知識はあるわけで搭載艦が少なくとも時間断層で復活してもよく、ゲルバデス級航宙戦闘母艦に収束と拡散機能を付加して搭載すればノイ・バルグレイでなくてもOKだったのではと。駆逐艦などのガミラス艦が時間断層で建造されているのが基本型なのは、2199の11話でガトラン艦をタコ殴りにするほど基本性能が高いからだと思われるのですが。ガトランの戦力がすごいことは、2199以前からの小競り合いなどから経験できていたでしょうし、今に始まったことではないのでデスラー砲は真っ先に配備したいところではないでしょうか。
次に、ガミラスとの小競り合いを続けていたガトランは、当然、なんだあいつらは?どこの連中だ? おや、隣の星は?イスカンダル、あの暴れまわっていた民族か、、となれば、波動砲の存在は知っていてもおかしくないわけで。
都市帝国本体はもとより艦隊にも対波動砲防御機能はあるんじゃないか、重力子スプレッドみたいなものはガトランにもあっていいんじゃないかなと。小競り合い程度ではズォーダーには報告されないんでしょうかね。
1000年もあの科学力を以ってして席巻してきたならイスカンダルの噂の一つも知っているだろうし。ガミラスも2199のときに取ってつけたようにデスラー砲ができたわけでないなら、既に波動砲は捨てない側の民族で波動砲艦隊を持っていてもおかしくはないのではと。

第六十六機動艦隊

おひさしぶりです。
なかなか面白い記事でした。
確かにこの仮説だとガミラスが大公を使ってたわけに説明がつきますね。
ただ、気になるのはガミラス人は青き肌を持つことを誇りに思っているということと矛盾しているような気がします。あと、2202第五章冒頭の大公国の幹部がイスカンダルのいいなりになりたくないみたいな発言からしてイスカンダルへの尊敬は昔は薄かったような気がします。
個人的には崇拝はデスラーがスターシャへの愛を臣民へ押し付けた結果ではないかと思います。

山城2199

Re: おひさしぶりです。
第六十六機動艦隊様、お久しぶりです。
コメントをありがとうございます。

> ただ、気になるのはガミラス人は青き肌を持つことを誇りに思っているということと矛盾しているような気がします。あと、2202第五章冒頭の大公国の幹部がイスカンダルのいいなりになりたくないみたいな発言からしてイスカンダルへの尊敬は昔は薄かったような気がします。

この記事においても書いておりましたが最初は「青い肌=長寿を約束された選ばれた特別存在」という宣伝に過ぎなかったものが、世代を経るにつれて誇りへと進化していく事になったのではないでしょうか。(それに人種改造のための「遺伝子操作」は第一世代のみに施された処置で、彼らの子供は自然出産で誕生したでしょうし)
例えば、中国の王朝である清(女真族王朝)が漢民族の隷属化を目的に始めた「ぺん髪」と「てん足」が世代を重ねるにつれて、「中国人」としての象徴みたに本人たちも思い込むようになった感じですね。
また大公国の幹部は基本的に大貴族たちであり、恐らくは統一時代から実権を持っていたであろう彼らの中には王家に対して尊敬の念が薄い者もいた事は別に不思議ではありません。
ただしその彼らであっても面と向かって敵対する事(例えば力づくでCRSを譲渡させるなど)ができない程度にはイスカンダルの権威は確固たるものだったと思われます。

>個人的には崇拝はデスラーがスターシャへの愛を臣民へ押し付けた結果ではないかと思います。
デスラー総統があおったのは事実でしょうが、2199の設定の中にはすでにあったイスカンダルへの尊敬を「イスカンダル主義」に集約し、拡大政策に利用したみたいな記述があります。
このことからみてもデスラー総統が台頭する前から、イスカンダルに対する崇拝は一般的なものであったと思われます。

> 個人的には崇拝はデスラーがスターシャへの愛を臣民へ押し付けた結果ではないかと思います。

masa

御考察を楽しませていただいております
過去のイスカンダルの過ちとは…
波動砲による軍拡により
ユリーシャが言っていた
宇宙を引き裂いてしまった?のでは無いでしょうか?
その結果 サウザー太陽系に異変が生じ
ガミラス イスカンダル共に生態系が変異して
共に寿命を縮め、それぞれの
惑星以外では生き永らえない身体に
なってしまったのでは?

山城2199

Re: タイトルなし
masa様コメントをありがとうございます。

> 過去のイスカンダルの過ちとは…
> 波動砲による軍拡によりユリーシャが言っていた宇宙を引き裂いてしまった?のでは無いでしょうか?
> その結果 サウザー太陽系に異変が生じガミラス イスカンダル共に生態系が変異して共に寿命を縮め、それぞれの惑星以外では生き永らえない身体になってしまったのでは?

恐らくはそんな感じだと思われます。
実際なにが起きたかは具体的な設定がありませんので分かりませんが、イスカンダルの反応を見る限り波動兵器で思いっきりやらかしてしまった事だけは間違いないと思います。
しかしそうなると2202の地球の行為はバレス大使が言っていた「火遊び」では済まないレベルなのでしょうね。

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山城2199

Re: 青い肌
> センシティブな内容になるので、非公開コメントにします
> 不適切なら削除してください(パス2202)

ご配慮、ありがとうございます。

> 血液の色がガミラス人は青い事から、酸素を運ぶのに、鉄ではなく、銅を使っているようなので、DNA は同じに見えて、実は検査に引っ掛からない部分が改造されているのかも知れませんね。

2199でも「肌の色以外」は地球人と同じである佐渡先生が言っていましたので、肌関連のDNA違いがあったのではないかと思っています。
どちらにせよガミラス人は元々イスカンダル人と同じ民族であったと思われますので、やはり記事にあるように人為的に手が加えられて青い肌になったと考えたほうが自然だと思います。

鮫乗り

ガミラスとイスカンダルの関係
イスカンダルがガミラス人の創造主であるから崇拝しているという仮説。興味深く拝見しました。

2199の世界で
・純血ガミラス人はみな崇拝している
・雪を見つけたザルツ人は「イスカンダル」と呼捨て
・セレステラに至っては「あの女」呼ばわり
という人種により、温度差がある状況にマッチしているように見えます

一方2202の世界では、第六十六機動艦隊さんのご指摘のように、28年前の回想シーンで
・サンザーの太陽は極めて特殊な…
・イスカンダルに頼るしかあるまい。あそこには…
・そんなことをすれば、我々はあの星の言いなりに…
とあって、創造主への崇拝とは程遠い感情が見受けられます。

これは、庶民は崇拝していても、色々と真実の情報を知っている、特権階級の人々は違うということでは?

2199時点
 スターシャ 27歳相当 ユリーシャ 19歳相当
なので、2202時点で30歳と22歳。
28年前だとすると、スターシャが2歳でユリーシャは生まれる前。
ということは、ユリーシャの両親は少なくとも生きていた筈ですが、ガミラスの国力なら、居ないに等しい人数でしょう。

庶民が崇拝していて、それを政治的に利用しているため、表だってイスカンダルに攻め入れない。そんなことをすれば、庶民の信頼を失い、自分達の首を絞めてしまう。
そうでないと、バレラスタワーを作って、遠くから脅すより、攻めいった方が早いですから。

山城2199

Re: ガミラスとイスカンダルの関係
> イスカンダルがガミラス人の創造主であるから崇拝しているという仮説。興味深く拝見しました。

私の見解では創造主ではなく「元々同じ民族」で、「惑星に適応するための遺伝子改造を拒んだ人々」という見解です。
人為的改造をしてしまったガミラスにとってはイスカンダル人は先祖の姿を維持している人々なので尊いという感じでしょうね。

> これは、庶民は崇拝していても、色々と真実の情報を知っている、特権階級の人々は違うということでは?
イスカンダルが持っているのは「権威」であり、ガミラスの支配層が持っているのは実際の「権力」です。
権力者が権威者を内心で下に見ているという事は結構あることなので、私はガミラスの支配層の中でイスカンダルを子馬鹿にしているものがいたとしてもそれほど不思議には思いません。
>
> 庶民が崇拝していて、それを政治的に利用しているため、表だってイスカンダルに攻め入れない。そんなことをすれば、庶民の信頼を失い、自分達の首を絞めてしまう。
> そうでないと、バレラスタワーを作って、遠くから脅すより、攻めいった方が早いですから。

でしょうね~
たとえば日本において歴史上の権力者たちが権力は(鎌倉以降)ほとんど持っていないに等しい「天皇」に取って代わろうとはしなかったのと同じ感覚でしょうね。
しかもヤマト世界の場合、イスカンダルは独立した意志と目的を持っていますので、ガミラスにとっては結構頭が痛い存在だったでしょうね(苦笑)
非公開コメント

山城2199

福岡に住むヤマトファンです。
よろしくお願いいたします。

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